TOPページ > 難波宮インフォメーション > 細工谷遺跡の概説:写真で探す細工谷遺跡
写真をクリックすると、詳細な写真と説明が下記に表示されます。
時 期:7世紀
大きさ:高さ18.5cm、
最大幅18.5cm、
厚さ7cm
宮殿や寺院の瓦葺き建物で、棟の両端を飾った瓦を鴟尾という。
細工谷遺跡では岡山県寒風窯や兵庫県打越窯など2系統の鴟尾が出土した。
写真は葉状文で飾る寒風窯系の鴟尾で、鰭の部分にあたる。
→後期難波宮から見つかった鴟尾を見る
発 掘:難波宮跡(中央区法円坂1丁目)
時 期:8世紀
大きさ:最大幅38cm、高さ48cm、厚さ6cm
鴟尾は屋根の天辺にあたる大棟を飾る瓦である。
この鴟尾の破片は、まだ難波宮がどこにあるか分からなかった1950年代に
、建設工事中に見つかった。このような大型の鴟尾が見つかったことから、
周辺に瓦葺きの立派な建物があったと考えられ、
難波宮がこの地にあったに違いないと推定する根拠になったものである。
鴟尾の全体像は不明であったが、近年、葡萄唐草文の小さな鴟尾片が見つかったため、
柏原市の太平寺廃寺で使われていたものとよく似た葡萄唐草文鴟尾であったことがわかった。
→細工谷遺跡から見つかった鴟尾を見る