TOPページ > 難波宮インフォメーション > 細工谷遺跡の概説:写真で探す細工谷遺跡
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時 期:8世紀〜9世紀
大きさ:直径14.1cm
(手前「尼寺」の墨書土器)
奈良末〜平安初期のこれらの土器群は、難波京域で最大規模の井戸の底から出土した。 井戸の廃絶時に行った神を鎮めるための祭祀で埋められたものであろう。 墨書土器が多く、写真手前には、別に述べた 「百尼」や「尼寺」などのほか、 左後方には「百済尼」の三文字もあり、組み合わせると「百済尼寺」となる。
時 期:8世紀〜9世紀
大きさ:長さ2.3m、
幅2.1m、
深さ2.8m
奈良時代の前半〜中頃に掘削され、同末から平安時代初頭に廃棄された。 井戸側は横板を井籠組したものと、その内側の筒状のものからなる。 難波京域でこれまでに発見された井戸の中で最大である。出土遺物には、 「百済尼」「東井」の墨書のある土師器、 横櫛や祭祀に用いた斎串のような木製品、 鉄鏃・銅銭といった金属製品があった。
時 期:8世紀
大きさ:平面1.7m×1.5m、
深さ2.0m
奈良時代の中頃に掘削され、後半に埋没したものと推定される。 井戸側には直径0.7mのヒノキの刳り抜き材が用いられていた。 井戸を埋めた土の中から、ウシ・ウマ・ネズミ・マイワシとともに カエルの骨が多数出土した。