発掘調査の現地説明会 - 大阪市文化財協会

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大韓民国(財)嶺南文化財研究院との交流

海外研究機関との間で、研究者の交流、共同研究や学術的情報交換等を行っています。


2.第4回(財)嶺南文化財研究院研修報告

  •  大阪文化財研究所(現(一財)大阪市文化財協会)の高橋工、松本百合子、田中裕子の3名が、去る平成25年10月15日から18日まで嶺南文化財研究院に研修出張しました。
     4日間の研修では、嶺南文化財研究院本院と慶州調査事務所を訪問し、慶尚南道から慶尚北道にかけて発掘調査中の遺跡や遺物、寺院や博物館等の視察を行いました(詳細は資料1参照)。
     慌ただしい日程でしたが、それぞれが専門とする武器・武具、仏教美術、西域考古を中心に研修を構成していただき、嶺南文化財研究院だけでなく、伽耶文化財研究所、ウリ文化財研究院、中央文化財研究院、新羅文化遺産研究院、国立慶州文化財研究所が実施する発掘調査現場を視察することができました。行く先々で調査担当者と活発な意見交換を行い、日韓の遺跡調査の方法やその保存と活用について検討をおこないました。
     今回の経験を日頃の調査・研究に活かすともに、今後の友好と研究の発展に向け、さらに積極的な交流を進めていきたいと考えます。

     研修中お世話になった嶺南文化財研究院の皆様、並びに各研究機関・施設の皆様に厚くお礼申し上げます。

  • 慶州 仏国寺 慶州 望星里古墳群
    (嶺南文化財研究院)
    慶州 ジョッセム地区発掘調査
    (国立慶州文化財研究所)

  • H25嶺南研修の詳細(PDF:271KB)

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1.交流のあゆみ

  •  双方の学芸員・研究員による現地研修は、平成12年(2000)から平成24年(2012)まで、大阪文化財研究所(現(一財)大阪市文化財協会)が3回、嶺南文化財研究院が4回を数えました。研修以外では、嶺南文化財研究所設立10周年記念シンポジウム(2005)、姉妹関係締結10周年記念シンポジウム(2009)等に参加し、活発に学術交流を続けています。

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「財団法人大阪市文化財協会と財団法人嶺南文化財研究院の交流に関する協定」を締結 (財)嶺南文化財研究院・(財)大阪市文化財協会(現(一財)大阪市文化財協会)

  •  平成11年12月16日、かねてより交流のある大韓民国(財)嶺南文化財研究院と(財)大阪市文化財協会(現(一財)大阪市文化財協会)は、考古学および文化財の研究協力を推進する目的をもって協定を結びました。嶺南文化財研究院は韓国における財団法人埋蔵文化財調査機関の草分け的存在であり、大邱広域市に本拠をおき、古都慶州をはじめ慶尚北道一帯を調査対象としています。
     協定では(1)職員の相互派遣・交流、(2)研究課題の共同推進、(3)研究会およびシンポジウムの相互支援、(4)情報および学術出版物の交換、(5)その他、両機関の学術活動支援、を目的とし、現在にいたるまで緊密な交流を重ねています。

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