得意分野 | 高句麗壁画古墳、高麗青磁、都城制以前の都市形成(倉庫群・ミヤケ)、 近世大阪の都市形成 |
コメント | もともと、朝鮮半島から中国東北部の古代国家、高句麗を研究しています。世界遺産である高句麗壁画古墳の研究を始めた後、北朝鮮の遺跡を訪ね、中国東北部の高句麗山城などを歩き回りました。朝鮮半島を理解することで、日本の歴史・文化・民族を理解し、双方の交流に寄与したいというのが、若いころからの目標です。 また、法円坂の大倉庫群や大坂城下町の発掘の経験から、日本列島でもっとも長い都市の歴史をもつ大阪のフィールドから、都市史研究に寄与したいというのが二番目の目標です。 |
おもな仕事 |
■大阪の都市史、高句麗壁画、難波宮などに関する講演 ・大阪「NOREN」百年会「難波宮−都市に埋もれた幻の古代宮殿−」2015年3月12日 ・大阪市立総合学習センター考古学連続講座「難波屯倉と上町台地の都市形成」2015年3月11日 ・同上 「キトラ古墳に見える高句麗壁画古墳の要素」2014年10月28日 和気山統国寺「高句麗古墳に描かれた天空−壁画に込めた願い」2014年11月22日 ・同上 「統国寺周辺の考古学−茶臼山・河底池・難波京」2014年9月27日 ・羽曳野市民大学講座「倭の五王の時代の難波 」2014年5月28日 ・NPP(法円坂ストリート・クリーンアップ大作戦)での難波宮ミニミニ講演会、アネックスパル法円坂、隔月 ■天満寺内町に関する研究 ・「天満地域の開発」など『大坂 豊臣と徳川の時代』(2015年)高志書院 ・研究発表「天満寺内町の考古学的調査と研究」1617会・大阪歴史博物館・2015年5月31日 ■科学研究費基盤研究(A)「大阪上町台地の総合的研究」(2009-2013年代表:脇田修)に係る研究 ・「難波屯倉と上町台地北端の都市形成」『同上成果報告書』2014年 ・「難波宮下層遺跡の諸問題」『難波宮と都城制』2014年、吉川弘文館 ・「倉・屯倉」『古墳時代の考古学』6(2013年)同成社 ■学界誌への投稿 ・「新刊紹介『遺跡学の宇宙 戦後黎明期を築いた13人の記録』日本遺跡学会」『考古学研究』244号、2015年 |
おもな研究業績 | ■「日本の高句麗壁画研究の現況と展望」(ハングル)朴雅林編『高句麗壁画研究の現況とコンテンツ開発』2009年、ソウル ■『図像構成からみた高句麗前期の壁画古墳の特性と被葬者の出自の研究』科学研究費基盤研究(C)成果報告書、2007年 ■「高句麗古墳壁画の図像構成−天井壁画を中心に−」『朝鮮文化研究』2号、東京大学朝鮮文化研究室記要、1995年 ■「円山里窯跡と開城周辺の青磁資料」『東洋陶磁』22号、東洋陶磁学会、1994年 ■共著『難波宮址の研究』第九、大阪市文化財協会、1992年 |