TOPページ > 更新履歴 >「高松藩大坂蔵屋敷の南紀男山焼」公開のお知らせ
南紀男山焼(なんきおとこやまやき)は、文政10年(1827)に崎山利兵衛が和歌山県有田郡広川町に開いた陶磁器窯です。
窯の操業は約50年と短いものでしたが、紀州藩に庇護され、主に染付磁器(そめつけじき)を生産し、
製品は海路で大坂や江戸方面にも出荷されていました。
写真の輪花染付皿(りんかそめつけざら)は高松藩蔵屋敷跡(北区中之島)で見つかりました。
4点とも高台(こうだい)内に「南紀男山」銘があります。染付けで鋸歯文(きょしもん)や波文、花唐草文が描かれ、
右側2点には焼継ぎで補修された跡があります。銘はすべての製品に書かれるわけではなく、
上等品にだけ記されます。この皿は紀州藩から高松藩への贈答品だったのかもしれません。
【 記 】
日 付 : 公開中〜2014年3月31日(月) 終了いたしました。
時 間 : 9:00〜21:00
会 場 : アネックスパル法円坂1F
〒540-0006
大阪市中央区法円坂1−1−35
アネックスパル法円坂1F (←地図はこちら)
(旧称:大阪市立中央青年センター1F)
問合せ : 大阪文化財研究所 TEL:06-6943-6833(平日9:00〜17:30)
入 場 : 無 料