大阪文化財研究所:陶磁器ギャラリー

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志野向付(しのむこうづけ)

志野向付(しのむこうづけ)

器高5.1cm 口径16.7cm./.出土地点 中央区道修町1丁目

隅丸の四方形で角を外へ丸く突出させた平面形の志野向付である。ロクロ成形後、型打ち成形されている。底部は偏平に削られ、4ヶ所に半環足が付けられる。見込みには、菊の花と葉を描き、口縁部内面には、2条の圏線の間に、向かい合う二方に左回転の渦巻を5つ並べ、別の二方に檜垣文を描いている。長石釉が全面に施され、半環足の端部の釉は軽く拭われている。焼成は良好で、火色のない乳白色に焼き上がり、鉄絵の輪郭はにじんでいる。底部と見込みには、円錐ピンの痕跡が4ヶ所ずつみられる。大坂冬の陣(1614年)の焼土層から出土している。。