大阪文化財研究所:陶磁器ギャラリー

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黄瀬戸大鉢(きせとおおはち)

黄瀬戸大鉢(きせとおおはち)

器高5.4cm 口径24.8cm 高台径14.9cm./.出土地点 中央区高麗橋1丁目

広く平らな見込みと、短く立ち上がる胴部、端部が短く立ち上がる鍔状の口縁部をもつ黄瀬戸大鉢である。丸ノミによるソギは、土がやや硬くなってからの細工であり、ソギ面はザラついている。見込みに草花を彫り、花・葉に胆礬を施し、全面施釉されている。緑色を帯びた黄褐色で、やや照りがあり、黄瀬戸特有の焦げは高台内面の他はほとんどみられないものの、草花の線彫り、胆礬の発色もよく、優品である。見込みには4ヶ所に赤褐色のトチン痕が、輪高台内には輪トチン痕が残る。大坂冬の陣(1614年)の焼土層から出土している。