学芸員紹介:伊藤幸司

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学芸員の紹介

伊藤 幸司 ITO Kouji

 

埋蔵文化財の保存処理・調査・研究 金属加工技術の復元的な研究

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得意分野 文化財保存科学、金属加工技術
コメント  20年程前、木製品を保存する為に糖を浸み込ませて固める「糖アルコール法」の開発、実用化に成功しました。近年では多くの食品に用いられている”トレハロース”が非常に有効であることが判明、その研究に努めています。また、自身のテーマとして、金属の加熱・溶解技術という観点から失われた技術の復元的な研究を行っています。例えば、フイゴを用いない自然通風による加熱技術は、その利用を裏付ける遺物が見つかっているにもかかわらず、研究者から全く認識されていませんでした。この様な金属加工技術を実験を重ねて研究し、皆さんに紹介するように努めています。
おもな仕事

■大阪市内出土文化財の保存処理・分析

・長原遺跡、加美遺跡出土木製品・金属製品の保存処理 

・高津3丁目所在遺跡出土赤色顔料等蛍光X線分析

■保存処理受託事業

・藤井寺市林遺跡鋳造遺構の立体剥ぎ取り

・総社市江崎古墳出土鉄刀の保存処理(象嵌表出)など

■非常勤講師

・大阪芸術大学 工芸特論U(平成17年度〜)

・大阪芸術大学 博物館資料保存論(平成24年度〜)

・大阪大学 博物館資料保存論(平成24年度〜 隔年開講)

■委員受嘱

・豊臣石垣保存公開検討会議委員(大阪市 平成25年度〜)

■科学研究費等助成事業

・福武学術文化振興財団 平成24年度 「出土水浸木製文化財へのトレハロー含浸処理法の実用化と普及」 研究代表者

・基盤研究(C) 平成24年度〜26年度 「トレハロース含浸処理法の開発と用化 −より環境にやさしく経済的な方法へ−」 研究代表者

・基盤研究(B) 平成27年度〜29年度 「トレハロース法による海底遺跡出文化財の保存処理研究 −自然エネルギー利用に向けて」 研究代表者

おもな研究業績

■「出土木製品保存処理の省コスト化・省エネルギー化に向けた研究(その1) −自然エネルギーを用いたトレハロース含浸処理法の研究−」共同発表 日本文化財科学会第32回大会研究発表(2015年7月11・12日)

■「自然送風を用いた金属加工技術の研究 −煙突形土製品の使用に関わる私案−」 共同発表 日本文化財科学会第32回大会研究発表 ポスター賞受賞(2015年7月11・12日)

■「ラクチトールからトレハロースへ −糖類含浸法の新展開」共同執筆『考古学と自然科学第65号』(2013年9月)

■「世界を凌駕した浪速の銅(あかがね)」『民族藝術』vol.29 (2013年3月)

■「トレハロース含浸処理法における漆器保存のプロセス」招待講演 出土木漆器保存国際学術研究会中国・荊州(2013年12月)

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